小此木清弁護士

小此木清 最新ブログ

プラチナシティ構想

 

第1 現状認識

1,アメリカでは、「成年後見」は、「何も準備のなかった人にとっての最悪の手段」とされており、これを避けるために信託など、様々な工夫がされています。

日本では、2016年「成年後見制度利用促進法」をきっかけに、弁護士などが市町村に対して、審議会への参加や、中核機関を作るよう働きかけることが求められています。

2,これに対して、私は、公的機関への働きかけだけではなく、「信託など様々な工夫」を提案して行くべきだと考えます。

3,医療の発達・社会的介護の発達は、高齢者の介護状態を長期に継続するようになりました。現在の高齢者の行く先は、残念ながら集団行動が求められ、何ら自己決定など存せず、介護する側だけの論理で営まれている施設行きです。介護される側である高齢者の自己決定支援をいかに工夫し、提案して行くか、財産管理とともに、身上配慮に関する具体的提案が必要です。単独で自立を維持する、それらが困難となったとき、いかなる仕組みがあるのか、具体的提案ができないのは、今ある施設以外に代替が存しないからでしょう。

 

第2 提案

1,2018年9月14日の日経新聞で「日本の中高年男性は世界一寂しい」と特集されていました。孤独リスクを解消する「場」づくり、社会の仕組みづくりが求められているということで、その「場」づくりを語ります。

2,その「場」とは、プラチナシティです。同世代が集い、食・住が完備している場です。我々は、今、介護を要するようになった場合、突然に、施設への入所を求められてしまいます。本人の意思如何を問わず、家族や行政司法の判断によってです。我々の意思は、何ら支援されることはありません。それゆえ、我々は、自宅に居住し社会活動を継続しつつも、その「場」に半身を置くのです。

そして、介護を要するようになった場合(健康寿命)には、医療・介護を受けることができる「場」となり、死を迎え入れる「場」ともなります。

3,私は、この同世代が集う「場」であるプラチナシティを作り上げます。

 

第3,活動内容について

1,WHY「何故やるのか」を伝えましょう。

「私には、希望があります。自分が高齢でひとりとなったとき、伝えることが出来ず、ただ、ベッドに放置されてしまうことを恐れるのです。

歩くことができなくなり、判断することが困難になったときでも、清潔な身体で、若いときに聞き馴染んでいた音楽を聴きながら過ごしたいのです。

介護に携わる若い人たちは、介護する側のルーティンで業務を行うでしょう。

でも、私は、介護される側の気持ちを汲んだ介護を行ってほしいのです。

そのためには、私の意思を理解して、介護実践者に伝えてくれる私の意思代弁者が必要です。

2,WHAT「何をやるのか」を明確にしましょう

同世代の高齢者が集う「場」としてプラチナシティを作ります。

その場に集う高齢者は、私と同じく介護される側の気持ちを汲んだ介護を望む人たちです。互いが互いの意思代弁者となり支え合います。

私は,「介護実践者に伝えてくれる私の意思代弁者」に、「私の人生の物語」を伝えます。自分が好きな、食べ物、趣味、風景、音楽、映画、本など、さらには終末期医療に対する希望を語ります。

私の意思代弁者は、私が判断できるときに、これらの内容を聞き取り、「事前指示書」にまとめる手伝いをしてくれます。

また、同世代の高齢者は、社会活動を継続しつつも、その「場」に半身を置き、集います。集う場であるとともに、三食が用意され、他方で、個人の寝床があります。

社会活動を行うことから、福祉ではなく、地域経済を活性化させます。

さらに、自分が歩んできた事業を承継する場ともなります。集う場であることから、事業承継をする人々をマッチすることが可能となるからです。

3,HOW「どのようにやるのか」

(1)プラチナ人材バンク(センター)企画立案。

「プラチナシティ」と名付け、まず、登録メンバーを公募します。自立したメンバーは、インターネット上で、 「プラチナシティ」の情報を共有します。

その際、皆に、わかりやすく説明・理解できるフライヤー(資料・パンフレット)が用意しなければなりません。

(2)「プラチナシティ」に集うメンバーには、地域の医療・介護・法律・金融などに卓越した方々を組み込み、参加者に有益な情報を発信したいと願っています。

このメンバーが定期的に集合し、情報交換して、自分たちが独り身となったときに入所できる施設を作り上げるのです。そして、介護を要するに至ったときに、「同世代が同世代を看る」介護施設に入所することを目指します。

(3)付随して問題となる、参加者の将来の財産管理に必要な銀行・保険会社との契約、住宅の管理・維持・納税、介護・看護・医療契約、家族問題などを解決していかなければなりません。

4,WHEN「いつやるのか」

2019年に着手し、2025年までに作り上げましょう。

5, WHO「だれがやるのか」

民法上の組合とするか、社団法人をつくるべきか、さらには新たな仕組みである公益信託を利用するか否か、を検討していきます。

6,WHOM「だれとやるか」

プラチナシティ構想に賛同してくれたメンバーの方々と、構想実現に向けた実践活動を行っていきます。

弁護士小此木 

弁護士法人龍馬HP http://www.houjinryouma.jp/

プラチナシティ構想 賛同者募集要項
プラチナシティ構想に賛同される方を募集しています。
申し込み方法を記載していますのでご覧ください。
「プラチナシティ構想」賛同者募集要項 掲載用.docx
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プラチナシティ構想 入会申込書
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プラチナシティ 入会申込書 掲載用.xlsx
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